論理的な話術や根拠のある考えが重視される一方で、なんとなく感じた印象や違和感のような「直感」は軽んじられがち。
でも、どんな人も「虫の知らせ」で予定していた計画をやめたり、ふとした予感が的中したりという経験を持っているはずだ。誰もが使っているのに、意思決定の主役になれないのが「直感」である。
この直感に敏感でいる生き方を提唱するのが『直感があなたを一番早く幸せにする』(三笠書房刊)だ。今回は著者の羽山璃香さんにインタビュー。直感を大切にする生き方や、論理的思考とのバランスについてお話をうかがった。
■直感はなぜ軽んじられてしまうのか?――『直感があなたを一番早く幸せにする』はおろそかにしがちな直感の持つ意味合いと大切さを教えてくれる本です。羽山さんが直感を大切に生きようと決めたエピソードがありましたら教えていただきたいです。
羽山:いつからかというと具体的にはわからないのですが、受験ですとか結婚ですとか、人生の節目の選択があると思うのですが、私はそういうのはずっと直感で決めてきました。あとは、スピリチュアルについて教えたり本を書いたりという仕事は、以前は他の仕事をしながらやっていたのですが、「専業でやっていこう」と思ったのも直感ですね。
直感で決めてうまくいくのは当たり前すぎて、振り返ってみると、直感に従わなかったことで失敗をしたという記憶があります。もう10年以上前に経験をした転職先の選択は失敗しました。
――感じていた違和感に気づかないふりをしてしまった、などですか?
羽山:そうですね。違和感という「直感」よりも「思考」が先に来てしまったところがあります。面接時の違和感よりも条件で決めてしまい、入社を決めてしまったのです。
――「ここまできたら引き返せない!」みたいなことはありますものね。
羽山:後から考えると「あの時たしかに直感を受け取っていたのに」というのはあります。