辛口ラーメンとして不動の人気を誇るタンタンメン(担々麺)。そこからローカルな発展を遂げた漁師町が生んだ味わい『勝浦タンタンメン』を食べてみた。
■醤油ベースのスープにラー油が多く使われたラー油系に進化したローカルグルメ
タンタンメン(担々麺)と聞いて通常イメージするのは、ゴマや芝麻醤(ちーまーじゃん)によるゴマ感あふれるラーメンだろう。しかし千葉の漁師町・勝浦で独自の進化を遂げたのは、しょうゆ系でラー油系という、見た目の真っ赤な麺メニュー。
そもそもは発祥の大衆食堂「江ざわ」で、ゴマ感を出すための芝麻醤を入手できなかったことから、独自の勝浦タンタンメンが誕生したのだとか。ただそのしょうゆ系でラー油系という独自スタイルは熱狂で迎えられ、B級グルメの祭典「B-1グランプリ」で数々の賞を受賞するまでに成長した。
そんなローカル進化型タンタンメンをカップ麺として味わえるのが、エースコック『勝浦タンタンメン』(98gうち麺60g・希望小売価格 税込259円・2021年9月13日発売)である。今回は登場10周年を記念したパッケージが採用されている。
かやくは玉ねぎ、挽肉を再現した大豆加工品、ねぎで、麺はつるつるな丸刃のノンフライ麺だ。