相続税の評価上、株式や投資信託などの金融資産の評価方法が問題になりますが、中でも実務上レアであるため、その評価方法に疑義が多いものとして、リートやストックオプションがあります。本コラムでは、これらの評価方法について解説します。
■リートとは
リートとは、投資者から資金を集め、その資金を基に不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入などの一定金額をリターンとして、投資者に配当する投資信託です。このリートですが、正式には「不動産投資信託」と言われます。
■上場株式に準じて評価する
被相続人がリートに投資をしていた場合、それを評価して相続税の申告を行う必要があります。このリートの評価方法ですが、国税の通達では上場されているリートの評価方法について定めがあり、ここではリートの一口ごとに、上場株式に準じた評価方法で評価するとされています。
上場株式の評価ですが、以下のうち、最も低い金額で評価されるとされていますので、これと同様に、リートの相場を見ながら評価することになります。
(1)課税時期(相続開始時。以下同じです。)における最終の価格
(2)課税時期の月の毎日の最終価格の平均額
(3)課税時期の月の前月の毎日の最終価格の平均額
(4)課税時期の月の前々月の毎日の最終価格の平均額
なお、非上場のリートについては、国税の通達で規定がありませんので、そのリートの実態に応じて、個別に評価することになると考えられます。
■ストックオプションとは
次に、ストックオプションですが、これは従業員などに交付されるもので、事前に決められた価格で自社株を買うことができる権利のことです。頑張れば自社の株価が上がるためストックオプションがあれば利益を得ることができることから、従業員などのインセンティブとして交付されています。
ストックオプションの評価方法
このストックオプションについては、国税の通達では、(1)無償で交付され、(2)上場している株式を目的としており、かつ(3)それが権利行使可能期間にあるものについて、評価方法が定められています。具体的には、以下の方法で評価します。
財産評価が非常に難しいリートやストックオプションの注意点を元国税が解説
2021.11.18 19:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「ヒクイドリの部屋」から〝謎の棒〟発見される 黒くて硬くて...これは何?動物園に聞く
Jタウンネット
2
なぜ警備員の高齢化と人手不足は止まらないのか――待遇改善とデジタル活用で変わる「安全を守る仕事」
TREND NEWS CASTER
3
「病気」から「人」を診る医療へ――地域のクリニックに求められる新たな役割
TREND NEWS CASTER
4
「背中を見て学べ」はもう通用しない?世代間ギャップを埋める実践型研修の可能性
TREND NEWS CASTER
5
外国人人材の受け入れを阻む「営業の壁」 登録支援機関を支える新たな分業の形
TREND NEWS CASTER
6
暑~い夏に、リス&カワウソたちに冷たいプレゼント 仙台うみの杜水族館の企画がやさしい【7/31~8/23】
Jタウンネット
7
ペンギンも〝夏の風物詩〟満喫中 あわしまマリンパークの恒例イベントに2.2万興奮「ずっと見てたい」
Jタウンネット
8
医師はいるのに「受診できない」――医療アクセスの盲点とは
TREND NEWS CASTER
9
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
10
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER