火星に生命生存の条件が整ったのは37~39億年前。火星由来の隕石から明らかに

| カラパイア
火星に生命生存の条件が整ったのは37~39億年前。火星由来の隕石から明らかに

[画像を見る]

 赤い惑星「火星」には、かつて生命が存在した可能性があると考えられている。しかし、具体的にいつからいつまで生命が存在できたのか、正確に推測するのは難しい。

 だが地球に落下した火星の隕石は、それを知るヒントを与えてくれている。

 オーストラリアの研究者によって、「ブラックビューティ」と呼ばれる火星由来の黒い隕石から、44億5000万年前の火星に巨大な隕石が衝突したことを示す痕跡が発見された。

 これに基づくならば、火星に生命が存在できる条件が整ったのは、37億~39億年前であることが推測できるそうだ。

・火星で生命誕生の条件が整ったのはいつか?
 火星では過去に生命が存在した”可能性を示唆する証拠”がいくつも見つかっている。仮に本当にそこに生命がいたのだとして、それは一体いつ頃誕生したのだろうか?

 意外にも、それは火星に降り注いだ隕石と関係がある。

 初期の火星には、小惑星や彗星がまるで爆撃のように降り注いでいた。これはこの赤い惑星に、生命が誕生する上で不可欠な「水」や「有機化合物」をもたらした可能性がある。

 その一方で、かつて巨大な隕石が地球上から恐竜を一掃したように、その衝突は生命にとっては破壊的なものだ。

 だから火星において生命誕生の条件が整った時期を推測するには、隕石の爆撃が収まった時期が重要になる。

 火星で隕石の爆撃が終息したのは、44億8000万年前頃だと考えられている。

 これ以降の火星で大きな隕石が衝突したことを示す証拠は発見されていない。そして、これに基づいて42億年前には生命が生存可能な条件が整っただろうと考えられてきた。
ピックアップ PR 
ランキング
総合
カルチャー