執筆の仕事をしていると、便利だなと思う。何がって記憶の改ざんが。自分にとって都合の悪い黒歴史のあれやこれやを封印し、温もりのあるエピソードのみに編集することができてしまう。
そんな折にやってきた今回の「イタい恋ログ」の執筆依頼。つ、ついに心のパンツを脱ぐ時が来たか……。そんな気持ちで筆を取りました。ライターの「みくりや佐代子」と申します。
イタい恋と聞いて真っ先に思い出したのは、アイドルに恋をした中学生の私。そして、そこから時を経て起こった二次災害的な恋愛についてです。
■KinKi Kids 堂本剛くんにガチ恋をした私
小学生の頃から応援していたKinKi Kidsの堂本剛くんへの思いは、徐々に恋心へと発展し、気づけばファンの域を超えて生活の全てになっていた。
当時中2だった私は剛くんの公式身長・166cmに合わせて教室の壁を削り(!)、印をつけて、そこにガムテープで自分の手鏡を貼り「剛くんから見た私はこの角度か!」と自分の顔を映しては発狂して照れていた。早速イタすぎて頭がクラクラしている。とても最後まで書き切れる気がしねえ……!
他にも授業のノートに自分の名前ではなく「堂本佐代子」と書いて先生にガチめに注意され(修正テープで消しました)、プリクラ帳にはソロ曲の歌詞を書き連ね、地方では週遅れで放送されていた深夜バラエティ『堂本剛の正直しんどい』の録画をビデオテープに落とすことを生きがいとしていた。
そんな激イタな私でも学校で浮かなかったのは、周りにオタクが多かったからだ。ある友人はサッカー選手の鈴木隆行に、また別の友人は当時EXILEのリードボーカルだったSHUN(清木場俊介)にガチ恋していた。