7月も終わりに差しかかり、今年の夏ドラマが出そろいました。今期はゴールデンタイムの連続ドラマに人気上昇中の“いい男”がいっぱい! 俳優としても今後さらなる飛躍が期待される人がそろっています。そこで今回は、ふだんドラマのコラムやインタビュー記事を執筆しているライターが、注目の俳優とその演技の見どころを前後編で紹介します。
■「競争の番人」(フジテレビ系)坂口健太郎さん
元祖塩顔男子だけに、女性に対しても塩対応のクール系男子がハマる坂口健太郎さん。朝ドラ「おかえりモネ」ではマイペースで不器用な医師・菅波を演じ、Twitterに“俺たちの菅波”という応援のハッシュタグができたほど。
◇悪役演技を経て、表情に大人のすごみが出てきた
今回の「競争の番人」では、東大法学部を首席で卒業したスーパーエリートである公正取引委員会の審査官・小勝負を演じています。杏さんが演じるヒロインの白熊に対してはやはり塩対応の役。原作小説では小勝負は「ロボットのような均整美」のイケメンということなので、そのイメージとは違うのですが、かっこいいことには変わりないので問題なし。
ビジネスでズルをする人間は許せないという正義感を持って不正に立ち向かう役ですが、ひょうひょうとしたところもあり、坂口さんがこれまで演じてきた中では「イノセンス 冤罪弁護士」の主人公に近いですね。しかし、悪徳業者と渡り合う場面などで見せる表情には、30代の俳優らしい貫禄が。
実は坂口さんはこのドラマより前、映画『ヘルドッグス』(9月公開)の撮影では狂犬と呼ばれる暴力団構成員を演じていて、悪役を経験したからこそのすごみが、小勝負役にも出ています。そんな坂口健太郎の第二章、始まっています。
■「魔法のリノベ」(フジテレビ系)間宮祥太朗さん
坂口健太郎、綾野剛、小栗旬、田中圭というトライストーン(所属事務所)四天王の先輩たちと肩を並べるポジションに立ちつつある間宮祥太朗さん。