蘇る軍事・防衛施設としての「城」
【前編】では古代日本の「城」の原型や、平安時代までの城の歴史について説明しました。
以下、【後編】では鎌倉時代以降の城の歴史について説明します。
いったんは、防衛施設から政治の場へと役割をシフトさせた「城」ですが、鎌倉時代からまた戦が激しくなり、武家社会が発達していきます。
これにより、城はまたしても防衛施設としての機能を持つようになっていきます。
よって、この時代に建てられた城は険しい山中の山城が殆どで、軍事的な要素が濃いものが多いです。
有名な千早城の戦いでは、「軍神」楠木正成は山城の地形を巧みに活用し、わずかな数の兵で大軍を相手に戦い抜きました。このことからも、城と地形の関係性の大切さと、当時の武人たちがそれをいかに重視していたかが窺い知れます。