社会人として働くなかで様々ストレスと直面することがある。
その原因として一番手に上がってくるのが「人間関係」だろう。
高圧的な上司。嫌味を言ってくるお客さん。理不尽な仕事。押し付けられた責任。
これらからくるストレスの中で我慢をしながら働くと、パフォーマンスは次第に下がり、心も疲弊してしまう。
産業医・精神科医の井上智介さんは「人間は、自分ではコントロールすることができないものにストレスを感じます」(『職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』より)と述べた上で、その代表例として「他人」を挙げる。
そして、その他人の中でも特に人間関係のトラブルが起きがちな「めんどうくさい人」を5つのパターンにまとめて紹介している。それが以下の5つだ。
(1)悪口、陰口ばかり言う人
(2)ことあるごとにマウンティングしてくる人
(3)ハラスメントをしてくる人
(4)むちゃぶりしてくる人
(5)責任を押し付けてくる人
確かにどのパターンも、近くにいると厄介な存在だ。こういうタイプの人が近くにいる場合の最も効果的な対処法は、「距離を取ること」。ただ、例えば自分の上司であったり、同じ部署の先輩がこういうタイプだった場合、距離を置くのはかなり難しい。
では、どうすべきか。「相手を変えることはできないのだから、自分が変わればいい」という考え方がある。確かにこれは重要なことなのだが、自分を変える前にやっておくべきことがあると井上さんは指摘する。 それは、相手がどういう人たちなのかをしっかり知っておくということだ。
井上さんの著書である『「あの人がいるだけで会社がしんどい……」がラクになる 職場のめんどくさい人から自分を守る心理学』(日本能率協会マネジメントセンター刊)には、その冒頭にこの5つの「めんどうくさい」パターンの思考・行動が解説されているので、紹介しよう。