プロジェクトの専門家やチェンジメーカーのための、世界有数の協会であるProject Management Institute(PMI) は、プロジェクトマネジメントにおける女性の現状について、調査レポートを発表しました。
本レポートでは、プロジェクトマネジメント業界における、報酬、スキル、資格、機会などさまざまな項目においてのジェンダーギャップが示されています。
この中で日本は、プロジェクトマネージャーの男女間の賃金格差が最も少ない国トップ5にランクインしました。
世界共通、プロジェクトマネジメントにおけるジェンダーギャップ
この調査は、プロジェクトマネジメントにおける女性の現状と、働く女性と組織の双方にどのような可能性があるのかについてより理解するために、2022年にPMIが実施した「プロジェクトマネジメントに関する年次グローバル調査『Pulse of the Profession(R) 2023』」に回答した1,900人以上の女性プロジェクト・プロフェッショナルのデータから導かれたものです。国連によると、同等の価値の仕事をした場合でも、女性は男性より約20%収入が少ないと発表されています。
調査対象となったすべての国で、女性のプロジェクトマネージャーは男性のプロジェクトマネージャーより収入が少ないことがわかっていますが、賃金格差は、国によって大きく異なります。
日本におけるプロジェクトマネージャーの男女の収入格差は8%でした。
アジリティやパワースキルなどのスキルや経験は、複雑なプロジェクトを率いたり、組織のアジリティを高めること、そしてデジタルトランスフォーメーションを牽引して行く上で、必要不可欠な要素です。