シリーズ読者投稿~あの時、あなたに出会えなければ~ 投稿者:Aさん(東京都・40代男性)
Aさんが高校入試を受けた時のことだ。
1日目は筆記テスト。自己採点するとボーダーラインギリギリだった。
だから、2日目の面接で失敗するわけにはいかなかった。なのに、寝坊してしまい......。
<Aさんの体験談>
今から30年も前のことになります。
人生を左右するかもしれない高校受験の2日目、忘れもしない出来事が起こりました。
受験勉強の疲れで...当時、埼玉に住んでいた私は公立高校の入試を受けました。初日が学力テスト、2日目が面接でした。
学力テストは決して満足のいく出来ではなく、当日の自己採点ではボーダーラインギリギリ。
2日目の面接は、内申点ベースに面接官とのやりとりとなります。本当にギリギリの合格ラインの点数で、失敗できない状況でした。
それだというのに、長らく続いた受験勉強の疲れからか、2日目の朝に寝坊してしまったのです。
いつも通り、父は朝早くに仕事に出かけ、母はパート先へ。まさか大事な日に寝坊するとは思わなかったと、後日母が言っていました。
私が目覚めたのは、確か集合時間の30分ほど前でした。受験校まではどんなに急いでも自転車で40分はかかります。
無我夢中でした。気がついたら近くの道路で、行きゆく車を無理やり止めて「試験に遅れそうなんです、送って下さい!」と身勝手に頼んでいました。なんで自分でもそんな行動をしたのか、未だに説明ができません。