戦国時代に暗殺を実行するのは大抵の場合が「忍者(忍)」とよばれる集団でした。
忍者は、主人に仕えて暗躍することを目的とした組織で、所属するメンバー全員が人を殺す訓練を仕込まれた暗殺のプロフェッショナルです。
そんな忍者と同様に優れた暗殺能力を駆使して戦国時代を駆け抜けた武将がいました。それは、漆黒の城と名高い岡山城の基礎を築いた宇喜多直家(うきた なおいえ)です。
身内殺しの策略家。戦国三大悪人の一人「宇喜多直家」の悪しき所業【前編】今回は、そんな宇喜多直家について紹介します。
宇喜多直家は、残酷で荒々しい強者を意味する「戦国三大梟雄」に匹敵する人物として有名です。その名に相応しく、肉親の情けなど関係なく裏切り者や敵対する人物には卑劣な手段を用いてまで成敗したといます。
そして、正攻法で勝てないと判断した場合には、ターゲットに刺客を仕向けて暗殺するというのが常套手段でした。