徳川3代将軍「徳川家光(とくがわいえみつ)」は、男色家であったことが知られている。
今回は、家光との男色関係をきっかけとして出世に成功したといわれる2人の重臣をご紹介する。
男色とは「男色」とは男性同士の性愛を指す。日本における男色の歴史は古く、奈良時代には広く行われていた。当初、貴族や公家を中心に浸透した男色は、時代と共に武士社会にも及び、鎌倉・室町時代をへて江戸前期には全盛期を迎えた。
武士の間に男色が浸透した理由は、戦場に女性を連れて行けなかった事や、身の回りの世話をする小姓の存在が上げられており、実際に男色関係を持つ者たちは主従関係にある場合が多かった。