細菌を遺伝子操作、自ら色素を作り出し染色する代替レザーを開発

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細菌を遺伝子操作、自ら色素を作り出し染色する代替レザーを開発

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 動物の革を使ったレザーは、財布や衣類、靴など様々な製品に使用されているが、最近では合成素材で作られたフェイクレザーも登場している。だがフェイクレザーも生分解性がないため、環境にやさしいとは言えない。

 そこで新たに開発されたのは、遺伝子操作した細菌(バクテリア)によって作られるバイオ代替レザーだ。

 環境に配慮されているのはもちろん、丈夫でしなやかだ。さらにすごいのは、自ら色素を作り出すため、本物っぽいレザーの色合いを再現できる点にある。

・研究者が模索する環境にやさしい革の代替素材
 革製品(リアルレザー)は、それを作る過程で環境に大きな負荷をかけている。牛の飼育によって二酸化炭素が排出されるのはもちろん、製革ではたくさんの化学薬品や水が使用され、大気汚染にも関与する。

 それに代わるのがフェイクレザーだが、既存のものは石油由来の材料を使用するものが多く、製造過程で温室効果ガスを排出する。また、性分解性ではないため、廃棄時に環境に影響を及ぼす可能性がある。

 そんなわけで世界中の研究者がもっと環境にやさしいレザーを作ろうと努力している。

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photo by Unsplash・細菌を遺伝子操作し、自ら染色可能に
 今回の試みもその1つだが、特徴的なのは自分自身を染色する細菌を使用することだ。

 その細菌は海外では健康飲料として知られる「コンブチャ(紅茶キノコ)」に使われる「コマガタエイバクター・レティクス(Komagataeibacter rhaeticus)」というものだ。
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