古来「塞翁が馬」とはよく言ったもので、人生どんなことが幸不幸を分けるかは分からないものです。
たまたまそこに居合わせたために思わぬ余慶に与れたり、災難に巻き込まれたりすることは少なくありません。
今回は幕末に生きた土佐藩の足軽・石川潤次郎(いしかわ じゅんじろう)の生涯をたどってみたいと思います。
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潤次郎は通称で、諱(いみな。実名)を石川直義(なおよし、ただよし)と言います。
親が足軽なら子も足軽……ということで、成長した潤次郎は父と同じく足軽として土佐藩に仕えました。
やがて文久元年(1861年)に深尾鼎(ふかお かなえ)や武市瑞山(たけち ずいざん。