江戸時代、大奥には多数の女性が将軍に仕えていました。
今回は第11代将軍・徳川家斉(いえなり)に仕えた大崎(おおさき)を紹介。果たして彼女はどんな生涯をたどったのでしょうか。
大崎は生没年不詳、その出自についても詳しいことはよく分かっていません。
大崎という名前は大奥における通称で、もしかすると出自のヒントが隠されている可能性があります。
【大崎の由来仮説】
陸奥国の戦国武将・大崎氏の出身? 大崎氏の由来である下総国香取郡大崎郡の出身? 大と崎は何かの略称? あるいはオオサキは何かの隠語で適当な漢字を当てた?……などなど。
『徳川諸系譜』によると、大崎はもと一橋家の奥向で仕え、家斉誕生時には助産婦(御誕生御用掛)を務めました。
家斉の誕生が安永2年(1773年)10月5日なので、この時点では出産を補助できるほど手慣れていた≒経産婦or熟練者であると仮定できます。
この時点で25~30歳とした場合、大崎の生年は延享元年(1744年)~寛延2年(1749年)ごろだったのかも知れません。