最後に電車の中吊り広告をじっくり見たのはいつだったっけ? 自分のスマホに集中していたり、車内のデジタルサイネージに目を奪われたりで、最近はとんと見ていない、という人もいるかもしれない。
でも、もしこんな中吊り広告だったら、画面を見るのを忘れて、夢中で上を見上げてしまうかもしれない。
こちらは、XユーザーのLast scape_最後の風景(@last_landscape)さんが2024年11月20日に投稿した写真。
先述の通り電車内の中吊り広告......なのだが、よくある紙の広告ではない。
吊り下げられているのは、なんとドライフラワーだ。
車両内のこんな場所に花を飾るなんて、たしかに素敵だし思わず見てしまいそうだけど......何のために?
Jタウンネット記者は22日、まずは発見者のLast scapeさんに話を聞いた。
「目から鱗のアイデアに感動」Last scapeさんが〝中吊りドライフラワー〟を発見したのは11月9日。名鉄名古屋本線の特急電車内の中でのことだった。
Last scapeさんの投稿によれば、このドライフラワーは規格外で売り物にならなくなった花たちを真空パックにしたもの。掲出終了後には再度回収し希望者に持ち帰ってもらうことになっていたという。
「捨てられるはずだった生産農家の花々を、電車の広告媒体を通じて鉄道利用者に持ち帰ってもらうという、これまでの車内広告には見られなかった斬新なPR方法で、フラワーロスの問題提起だけでなく車内の雰囲気も彩るという目から鱗のアイデアに感動しました」(Last scapeさん)
名古屋鉄道が10月16日に発表したプレスリリースによると、このユニークな中吊りは10月28日スタートの「うえむくとうわむくプロジェクト」の一環だ。
今までにない"アイデアのある"中吊り広告で乗客や世の中が上向くきっかけを作ろうとする企画で、第1弾としてドライフラワー広告の掲示・配布を行う「MORE FLOWER(モアフラワー)」が実施された。
記者は12月11日、この企画について名古屋鉄道(本社:愛知県名古屋市)にも話を聞いた。