韓国から見た日本の紙幣
関係性や立場によって、同じ人物についての評価が異なることはよくあることです。
戦後の日本の紙幣には、これまで二宮尊徳・板垣退助・聖徳太子・岩倉具視・高橋是清・伊藤博文・福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石などの肖像が使われ、2024(令和6)年からは北里柴三郎・津田梅子・渋沢栄一が登場しました。
いずれも日本の政治や経済、文化の分野で顕著な功績があり、紙幣の肖像にふさわしいと評価されたからこそ選ばれたわけです。
ところが、この中に韓国の政府やマスコミが忌み嫌う人物が三人もいるのです。
それは伊藤博文と福沢諭吉、渋沢栄一です。それはなぜでしょうか。【前編】【後編】に分けて、その理由や背景についてお話ししましょう。
その国の紙幣の肖像として誰を選ぶかは、本来ならよその国が干渉することではありません。でも、そのような感情を持つ国や人もいるということは、知っておいても無駄ではないでしょう。
大韓民国最初の紙幣は日本で印刷まず簡単に、韓国の紙幣発行と日本との関係について、ごく簡単に書いておきます。
日本の明治時代初期の頃の韓国には、紙幣を発行して流通させる政治力・経済力が全くありませんでした。
そんな中、1878(明治11)年に日本の第一国立銀行の支店が、釜山の居留地内に開設されます。