顔も見たくない!?隣国で忌み嫌われた日本の紙幣ベスト3【前編】 (3/3ページ)
紙幣の発行から8年後の1910(明治43)年には韓国が日本に併合され、紙幣を使うたびに渋沢の肖像を見ることになります。
韓国の人にしてみれば、渋沢が韓国に対する経済的侵略の象徴と理解されても無理はありません。
ちなみに戦後、1950(昭和25)年6月に大韓民国の中央銀行として韓国銀行が設立されますが、その直後に朝鮮戦争が勃発しました。
そのため新紙幣の発行ができず、急きょ韓国政府から依頼された日本政府は、大韓民国最初の紙幣を大蔵省印刷局で印刷します。これらは米軍の軍用機で運ばれました。
この時の肖像は大韓民国初代大統領の李承晩で、単位は「圓」(円)と表記されています。現在の韓国通貨の単位である「ウォン」は「円」の朝鮮語読みです。
【後編】では、福沢諭吉と伊藤博文の韓国での受け止め方について解説します。
参考資料:執筆・監修阿部泉『明日話したくなるお金の歴史』清水書院、2020年
画像:photoAC,Wikipedia
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