「歌舞伎」という言葉から、多くの人は派手な衣装や隈取りを思い浮かべることでしょう。けれども、その始まりは意外にも、一人の女性が踊った奇抜な舞からでした。
その女性こそ「出雲阿国(いずものおくに)」と呼ばれた人物です。
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伝統芸能・歌舞伎はどう生まれてどのように発展したのか?その歴史をたどる阿国は戦国から安土桃山時代にかけて現れました。出雲大社の巫女であったと伝えられる彼女は、もともと神に奉納する舞を踊っていました。しかし、時代は大きく動き、人々は戦乱に疲れながらも新しい娯楽を求めていました。
阿国はその空気を敏感にとらえ、伝統的な舞を超えた自由な表現を始めたのです。