♪むかし、むかし、浦島は〜♪
亀を助けた恩返しで、竜宮城に招待された浦島太郎(うらしまたろう)の物語は、誰もが知っているかと思います。
今回は山東京伝(さんとう きょうでん)が手がけた浦島太郎のスピンオフ作品を紹介。
名づけて『箱入娘面屋人魚(はこいりむすめ めんやにんぎょう)』一体どんな物語なのでしょうか?
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【べらぼう】蔦重が定信へ挑んだ次なる一手…山東京伝(北尾政演)の黄表紙『奇事中洲話』に込められた思い ゲス過ぎる浦島太郎山東京伝『箱入娘面屋人魚』より、浮気相手との娘を捨てる浦島太郎。
江戸の中洲新地(私娼窟や吉原遊郭の仮宅が営業していた)が海に沈み、竜王(竜宮城の主)の治めるところとなりました。
中洲に住んでいた色男の浦島太郎は、竜王の娘・乙姫(おとひめ)の婿(愛人)となっていましたが、鯉の遊女と浮気をしてしまいます。
鯉の遊女は妊娠して娘を生みますが、頭は人間、首から下は魚という文字通りの人面魚でした。
これはいい見世物になるぞ……と思いましたが、あまり派手に稼ぐと乙姫に浮気がバレてしまいます。