【べらぼう】奇抜すぎて絶版処分!山東京伝の浦島太郎スピンオフ作品『箱入娘面屋人魚』の内容とは? (2/5ページ)
しょうがないので、浦島太郎はこの人面魚娘を海に放流しました。
※以下、ここでは仮に魚子(ととこ)とでも呼ぶことにしましょう。
人面魚と漁師の結婚生活
山東京伝『箱入娘面屋人魚』より、人面魚を引き上げて驚く平次。
可哀想な魚子……海の中で月日は流れ、漁師の網に引っかかりました。
魚子を引き上げたのは、冴えない漁師の平次(へいじ)。魚子の姿に驚きます。
「どうかあなたの妻にしてください」
はじめ断ろうと思ったものの、よく見ればなかなかの美人。今後こんな美女が言い寄ってくることもなかろうし……。
首から下は気にしないことにして、平次は魚子を妻に迎えたのでした。
すると近所で「平次が家に迎えた人面魚を拝むと疫病神除けになる」という噂が立ちます。
そこで多くの人が魚子を一目拝もうと、平次の家に押しかけました。
夫婦のプライバシーも何もありませんが、よもや人面魚を妻にしたとも言えず、黙って野次馬を追い払うばかりです。
人面魚の遊女デビュー!?