金価格が史上最高値を更新し続けている。この5年で2倍以上になっている。そんな中、閉山したはずの金山でゴールドラッシュとの話も巻き起こっている。1日放送のNHK「所さん!事件ですよ」が取材した。
番組が向かったのは、1921年に閉山した石川県志賀町の富来鉱山跡地。2年前に経済産業省の許可を得て、カナダの会社が調査に来たのが事の発端だった。試掘結果は非公開だが、その会社に問い合わせたところ、「新たな金鉱脈には自信を持っている」と回答。石川県以外にもオーストラリアの会社が調査に来るなど、日本全国30カ所以上で調査が開始されているのだ。
実は、世界中で閉山した金山から金が掘り出されているという。それを可能にしているのが探査技術の急速な進化だ。ドローンを使って特殊なカメラで空中撮影し、AIで地下構造を解析する。金鉱石の場所を推定できるのだという。また、ボーリング技術も進化しているので、地下深くまで掘れるようになった。
日本国内でも金の採掘は行われている。鹿児島伊佐市の菱刈鉱山は年間3.5トンの金を産出する国内唯一の操業金山だ。世界有数の質を誇るという。一番深いところが海抜マイナス30m(高低差295m)、網の目のような坑道は総延長170kmにもなる。
鉱山開発に詳しい北海道大学の川村洋平教授はこう説明する。
「日本は火山国なので、マグマで熱せられた地下水の中に金などが溶け出し、地表表面に上がってきたものが冷やされてそこに金が残る。50年以上前に多くが閉山したが、金がなくなったので閉山したわけではない。海外産の方が安くて安全という理由だった」
時代が変わり、金価格も上昇しているので、今の技術で探して掘れば採算が合うようになったのだ。なお、日本に調査に来ているカナダやオーストラリアの会社の出資者は日本企業だったりするので、決して日本の金が海外に流出するという話ではないという。
令和の時代、本当に黄金の国「ジパング」が復活するかもしれない。
「ジパング」で新たなゴールドラッシュとなるか 閉山した金山で新技術が可能にする鉱山開発
2025.11.06 08:05
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