島根県は10日、高齢者施設(大田市)で食事をした32人が、食中毒症状を訴えたと公表。
県によると、今月7日~8日にかけて『たてがみの郷』で食事をした入所者31人と職員1人が、おう吐や発熱、下痢などを発症した。
うち1人が入院し死亡。
保健所が検査したところ、複数の発症者からノロウイルスを検出した。
この施設の食事が原因による「ノロウイルス」集団食中毒と断定。
そのため、施設で調理をしていた『日清医療食品』に対して、5日間の営業停止を命じた。
日清医療食品は、ホームページで「発症された入所者様とそのご家族様には、多大なる苦痛とご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
死亡した1人は、誤嚥(ごえん)性肺炎を発症。
誤嚥性肺炎とは、本来なら食道を通って胃に入るはずの食べ物や唾液、おう吐物などが、誤って気道や肺に入ってしまうことで発生する肺炎だ。
ノロウイルス食中毒は、激しいおう吐や下痢が特徴。
また、高齢者や体力が低下している人の場合、おう吐した内容物が誤って気管に入りやすくなる。
これが原因で肺に細菌やウイルスが侵入し、炎症を引き起こしてしまうのだ。
そのため、おう吐後すぐに体を横にしない、頭を高くして休むなど、誤嚥を防ぐ工夫が重要だ。
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