飴玉は、現在ではお菓子の代表のように思われていますが、その歴史をたどると、もともとは日本最古の甘味料として使われていたことが分かります。
飴の原型は、米やイモなどの穀類に含まれるデンプンを糖化して作る水飴でした。
『日本書紀』にはすでに「水無飴」という記述があり、神武天皇が水飴を作ったという話まで残されています。つまり、八世紀には飴の原型が存在していたことになります。
『神武天皇東征之図』で八咫烏に導かれる神武天皇(Wikipediaより)
水飴は、麦芽に含まれる酵素がデンプンを糖に変えることで生まれます。古代の人々は、この反応を経験的に見つけ、甘味料として利用しました。
砂糖がまだ貴重だった時代、水飴は貴重な栄養源であり、調味料として欠かせない存在でした。