和歌山県の高野山へ続く険しい山道を、毎日のように参詣者たちの先頭に立って歩いた一頭の犬がいました。その名は「ゴン」。
高野山の麓にある慈尊院から山上の大門まで約23キロ。歩けば6時間以上かかる山道を、ゴンは4年もの間、人々を導き続けました。
なぜ一頭の犬がそこまでしたのか。今回は、神仏に導かれた奇跡の案内犬「ゴンちゃん」のお話です。
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「高野山」は“社会的な死”を意味する?聖地に送られた戦国武将たちの非情すぎる末路時代が昭和から平成に変わった1989年(平成元年)、一頭の白いオスの雑種犬(紀州犬&柴犬)が高野山の麓・和歌山県九度山の慈尊院に住み着きました。
慈尊院は、高野山の開祖・弘法大師空海の母・玉依御前の霊を安置する名刹。まさに高野山の発祥ともいうべき寺院で、高野山表参道の参詣道「町石道(ちょういしみち)」の起点としても知られています。