高野山へ参詣者を導いた伝説の犬「ゴンちゃん」とは?23キロの山道を4年間歩き続けた感動実話 (2/6ページ)
慈尊院に隣接する丹生官省符神社の案内板。空海・狩場明神と二匹の犬(撮影:高野晃彰)
実は高野山と犬はとても深い縁がありました。それは空海が高野山を開創する際、狩場明神が連れていた白と黒の二匹の犬に導かれたという伝説があるからです。つまり高野山では、犬は神の使いとして神聖視されてきた動物でした。
さてこのわんちゃん、いつしか「ゴン」と呼ばれるようになります。どうもごーんという慈尊院の鐘の音が大好きだったことから、この名が付いたようです。
すっかり慈尊院の顔となったゴンちゃん。参詣者たちに可愛がられているうちに、ある行動をとり始めます。それは、慈尊院と最寄り駅である南海九度山駅との間、約2キロの道のりを行き来し、参詣者を案内するようになったのです。