東京都練馬区では収集した粗大ごみを再使用することなくそれまでは破砕処理をしていたそうです。しかし中には、再利用できるものも多くあったことから、排出された方の了解を得て再使用することにより、ごみ量を減らしていく取り組みを行っています。まだまだ使えそうな自転車、家具、電化製品、衣類などを見かけることは稀にありますが、例えばそういった粗大ごみを持ち帰って再利用したり、オークションに出品するのは法的にどうなのでしょうか?鈴木翔太弁護士に話を聞いてみました。
■粗大ごみを無断で持ち帰って再利用したり、オークションに出品するのは何か問題があるのでしょうか?
まず,粗大ごみが捨てられていた場所が集合住宅内のごみ集積所等,関係者以外が立ち入ることがなく,ごみの管理者が存在するような場合,ごみ集積所に立ち入って粗大ごみを回収することは,住居等侵入罪(刑法130条)及び窃盗罪(刑法235条)が成立する可能性があります。
次に,公道上のごみ集積所であっても,その物が占有者の意思に基づいて捨てられた物でない限り,占有離脱物横領罪(刑法254条)が成立する可能性があります。
さらに,公道上のごみ集積所であり,占有者が意思に基づいて廃棄したごみであっても,粗大ごみの場合,条例等により市区町村等特定の者が回収することが予定されている物であれば,窃盗罪が成立するという見解も成り立ち得ます。
また,ごみ袋に入れられている等,外から内容物が見えないようにしてある粗大ごみを開封した場合,「誰も開封することを予定していない」といえるため,粗大ごみを廃棄した人のプライバシー権の侵害(民法709条)も問題になり得ます。
「え?まだこれ使えそう!」と思って粗大ごみを再利用したりオークション出品ってどうなの?
2014.11.08 21:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「ヒクイドリの部屋」から〝謎の棒〟発見される 黒くて硬くて...これは何?動物園に聞く
Jタウンネット
2
なぜ警備員の高齢化と人手不足は止まらないのか――待遇改善とデジタル活用で変わる「安全を守る仕事」
TREND NEWS CASTER
3
「病気」から「人」を診る医療へ――地域のクリニックに求められる新たな役割
TREND NEWS CASTER
4
「背中を見て学べ」はもう通用しない?世代間ギャップを埋める実践型研修の可能性
TREND NEWS CASTER
5
外国人人材の受け入れを阻む「営業の壁」 登録支援機関を支える新たな分業の形
TREND NEWS CASTER
6
暑~い夏に、リス&カワウソたちに冷たいプレゼント 仙台うみの杜水族館の企画がやさしい【7/31~8/23】
Jタウンネット
7
ペンギンも〝夏の風物詩〟満喫中 あわしまマリンパークの恒例イベントに2.2万興奮「ずっと見てたい」
Jタウンネット
8
医師はいるのに「受診できない」――医療アクセスの盲点とは
TREND NEWS CASTER
9
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
10
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER