日本における女性専用車両は1912年に導入されたのが最初とされています。その後2000年に一気に拡がりをみせ、現在では電車にかぎらず、バスやタクシーなどにも設定されています。
導入の理由は主に痴漢や性犯罪、暴力から女性を保護するものですが、その効果が合ったかどうかの明確な結果はでていないようです。
動画投稿サイトでは度々、女性専用車両に乗り込んだ男性と女性の口論がアップロードされていますが、今回はそもそも女性専用車両に法的効力があるかどうか、鈴木翔太弁護士に聞いてみました。
■女性専用車両に法的効力は存在するのでしょうか?
国土交通省は、女性専用車両とは女性等に配慮した車両であり、「利用者の理解と協力のもと」導入している車両という説明をしています。男性の乗車を禁止する法的根拠があるわけではなく、多くは痴漢等の迷惑行為の防止を目的として設置されています。
女性専用車両に類似した用語が確認できる法律としては、鉄道営業法があげられます。鉄道営業法では、「婦人ノ為ニ設ケタル…車室」に男性が制止を振り切ってまで立ち入ることを禁止しています(鉄道営業法34条)。しかし、この法律は明治に制定された法律であり、このような定めが設けられたことにも歴史的背景を感じさせます。近年の女性専用車両とは、時代も趣旨も異なっており、国土交通省の説明から判断しても、現在の女性専用車両が鉄道営業法にいう「婦人ノ為ニ設ケタル…車室」には該当しないことは明らかでしょう。
しかし、女性専用車両にこのようなルーツがあるとすれば興味深い話です。
女性専用車両に乗り込んだ男性に対して絶叫する女性。女性専用車両に法的効力はあるの?
2015.01.03 19:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「ヒクイドリの部屋」から〝謎の棒〟発見される 黒くて硬くて...これは何?動物園に聞く
Jタウンネット
2
なぜ警備員の高齢化と人手不足は止まらないのか――待遇改善とデジタル活用で変わる「安全を守る仕事」
TREND NEWS CASTER
3
「病気」から「人」を診る医療へ――地域のクリニックに求められる新たな役割
TREND NEWS CASTER
4
「背中を見て学べ」はもう通用しない?世代間ギャップを埋める実践型研修の可能性
TREND NEWS CASTER
5
外国人人材の受け入れを阻む「営業の壁」 登録支援機関を支える新たな分業の形
TREND NEWS CASTER
6
暑~い夏に、リス&カワウソたちに冷たいプレゼント 仙台うみの杜水族館の企画がやさしい【7/31~8/23】
Jタウンネット
7
ペンギンも〝夏の風物詩〟満喫中 あわしまマリンパークの恒例イベントに2.2万興奮「ずっと見てたい」
Jタウンネット
8
医師はいるのに「受診できない」――医療アクセスの盲点とは
TREND NEWS CASTER
9
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
10
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER