1月4日、インド中部のチャッティスガル州ライガルで行われた市長選挙で、トランスジェンダーであることを公表しているマドゥ・バイ・キナル(Madhu Bai Kinnar)氏が当選しました。 当選後の記者会見では、「有権者の皆さんが私を信頼してくれた。この勝利は、彼らから私への愛情と祝福だと考えています。彼らの夢を実現するため全力を尽くしたい」と発言しました。
保守的なインドでは異例のこと
カースト制度が根強く残り、未だ男尊女卑の考え方が蔓延しているといわれているインド。
最近も日本人女性が被害者になるという、痛ましい事件がありました。
同性愛者も差別を受けており、2013年にインドの最高裁は「同性愛を違法」と判決を下しました。
(その後2014年4月にインド最高裁はトランスジェンダーの人々を中立的な性別として法的に認める判決を出している。)
トランスジェンダーであり、不可触民出身のマドゥ氏
出典: newsnk
インドのヒンドゥー教社会において、カーストの外側に位置し差別され続けてきた人々を”不可触民(アンタッチャブル)”といいます。
不可触民の人々は皮革労働者、屠畜業者、などヒンドゥー教社会において”不浄”とされている職にした就くことしか認められず非人間的扱いを受けてきました。
市長に選ばれたマドゥ氏は、この”不可触民”出身。