「終活」という言葉が認知度を得、また益々進む少子高齢化に伴い、自然と遺言書についても注目が集まり始めています。遺言書は、自分が一生をかけて築いてきた大切な財産をどのように活用してもらうかということを決める、最後の意思表示です。遺言書が無いために、それまで仲の良かった者が相続を巡って骨肉の争いを起こす事がありますが、それほど悲しいことはありません。しかし実際に遺言書を書こうと思ったとしてもどうすればいいのかわからない方が多いのではないでしょうか。遺言書には3種類ありますが、その中でも比較的簡単かつ費用も殆どかからないのが「自筆証書遺言」です。全文を自筆で書き、日付と署名を加えて印を押す事が原則とされていますが、その内容に例えば「(笑)」や「wwwwww」などの少し変わった表現がつかわれていた場合、どうなるのでしょうか?遺言書の書き方や表現で無効になることがありえるかどうかを相続問題に強い高島秀行弁護士に話を聞いてみました。
■遺言書に「(笑)」や「www」を使用しても効力はあるのでしょうか?
遺言書に「(笑)」や「www」を使用した場合、遺言の内容が遺言者の真意ではない、冗談だと判断され無効となってしまう可能性があります。
■では、例えば誤字脱字が散見される場合はどうでしょうか?
誤字脱字があったとしても、全体の文脈から意味が通じれば、遺言書として有効になります。
■例えば「た抜き言葉」や「縦読み」などの暗号化や遊び心があった場合などはどうでしょうか?
たぬき言葉であることや縦読みであることが遺言書上明確であれば、有効になる可能性はあります。
しかし、その文章が「たぬき」、あるいは「縦読み」で読むことが遺言書上明らかでなければ、意味不明の文章として無効となってしまう可能性があります。
法律上の遺言書は、自分の残した遺産を誰に取得させるかを明確にして、自分の相続人らに対する思いを実現するととともに相続人間の紛争を事前に解決しておくものです。
したがって、その部分については、自分の死後に争いにならないように、明確に記載しておいた方がよいと思います。
遊び心を発揮したいのであれば、法律上の遺言書ではなく、相続人ら遺族や友人に宛てた手紙やビデオなどで表現すればよいと思います。
「(笑)」や「wwwww」と表現されている遺言書は無効になっちゃうの?!
2015.02.21 21:00
|
相談LINE
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
「ヒクイドリの部屋」から〝謎の棒〟発見される 黒くて硬くて...これは何?動物園に聞く
Jタウンネット
2
なぜ警備員の高齢化と人手不足は止まらないのか――待遇改善とデジタル活用で変わる「安全を守る仕事」
TREND NEWS CASTER
3
「病気」から「人」を診る医療へ――地域のクリニックに求められる新たな役割
TREND NEWS CASTER
4
「背中を見て学べ」はもう通用しない?世代間ギャップを埋める実践型研修の可能性
TREND NEWS CASTER
5
外国人人材の受け入れを阻む「営業の壁」 登録支援機関を支える新たな分業の形
TREND NEWS CASTER
6
暑~い夏に、リス&カワウソたちに冷たいプレゼント 仙台うみの杜水族館の企画がやさしい【7/31~8/23】
Jタウンネット
7
ペンギンも〝夏の風物詩〟満喫中 あわしまマリンパークの恒例イベントに2.2万興奮「ずっと見てたい」
Jタウンネット
8
医師はいるのに「受診できない」――医療アクセスの盲点とは
TREND NEWS CASTER
9
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
10
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER