実は冷やさなくてもいい? ビールと温度の意外な関係【ビールひとくち講座 第5回】

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実は冷やさなくてもいい? ビールと温度の意外な関係【ビールひとくち講座 第5回】

これからの季節、お酒を飲むとなったら「まずは冷たいビール!」という方も多いですよね。

も、実はビールは「冷やさないといけない」わけではありません。海外、特にヨーロッパ旅行の際にビールを飲まれたことのある方はご存知かと思いますが、冷やさないビールを飲む習慣の国も多いのです。

この違いには、いくつかの要素が関係しています。

ラガーとエールでは適温が違う

一つはビールのスタイル。大ざっぱに言って、ラガー系のスタイルは冷やして飲むほうがおいしいといわれています。特にピルスナーのキレと苦味、炭酸の爽快感といった特徴は、冷やして飲むのに適しているからです。そして、日本で作られているほとんどのビールがピルスナースタイルのため、「ビールは冷やす」のが当たり前になったんですね。

それに対し、エール系のスタイルはあまり冷やさないほうがおいしく飲めます。これはエール系のスタイルそれぞれのもつ香りが、低温よりも常温付近のほうが感じやすくなるからです。
そして、海外にはエールスタイルのビールも多いので、海外旅行では日本人にとって「ぬるいビール」と感じられることも多くなるわけです。

意外な影響、気候や温度

もう一つの大きな理由として、飲む場所の気候も影響しています。

日本だけでなく東南アジアなど、雨が多く湿度の高い土地では暖かい・暑い時期が多くなりますよね。となると、ビールに限らず冷たいものを飲みたくなるのはごくごく自然なこと。

一方、ヨーロッパではアジアよりもずっと冷涼な気候ですから、そもそも飲み物を冷やすという感覚があまりないわけです。もちろん、冷たい飲み物がないわけではないんですが。

ヨーロッパでは日本よりもホットカクテルのバリエーションが多いのも、このあたりが理由なのでしょうね。ビールを温めてシナモンなどを加える「ホットビール」という飲み方もあります。

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