水と二酸化炭素からできる「ディーゼル燃料」世界で初給油

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水と二酸化炭素からできる「ディーゼル燃料」世界で初給油

最近この手のニュースに対しては、複雑な思いで見るようになってきた。アウディが水と二酸化炭素と再生可能エネルギーから最初のディーゼル燃料を生成することに成功したというものだ。


■ 大臣がマイカーに給油

この工場の稼働に関しては、以前当サイトでも『水と空気から燃料を作ってしまう工場が現実に』という記事でお伝えした。空気中の二酸化炭素を回収し、水と反応させて炭化水素を作り、そこからディーゼル燃料を作り出そうというパイロット工場を、アウディがドレスデンに作ったというものだ。

それら一連の工程に使われるエネルギーは再生可能エネルギーでまかなわれる。そうすれば新たに二酸化炭素を出すことはない、カーボンニュートラルな燃料を作れる。

そして今回のニュースは、その工場で最初のディーゼル燃料が作られ、それをドイツの連邦教育研究大臣であるJohanna Wanka氏が自分のアウディA8に給油したというものだ。


■ クリーンなディーゼル燃料

そのディーゼル燃料『アウディe-ディーゼル』の製造方法を簡単に紹介しよう。

まず、水を加熱し摂氏800度を超える高温下で電気分解によって水素と酸素に分離する。この方法は、熱回収のために従来の方法よりも効率がいいという。また、つねに稼働させなくてもメリハリをつけて稼働させることができるので、自然エネルギーのピーク時に使うことで配電網における電力消費を安定させることができるというメリットもある。

次に、合成反応器において、高温高圧下で水素を二酸化炭素と反応させる。そしてできるものは、ブルークルードと呼ばれる長鎖炭化水素化合物の液体だ。ここまでの再生可能エネルギーを液体炭化水素に変換するプロセスは非常に効率が高く、約70%に達するという。

そして、ブルークルードは化石燃料と同様に生成されて、アウディe-ディーゼルと呼ばれる燃料になる。

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