『プラネテス』。聞き慣れないこの言葉は、古代ギリシャ語で「惑う人」転じて「惑星」という意味を持っています。本作品には、どうにもならない現実に直面し、惑いながらも生きることや愛することに真摯に向き合っていく人々が数多く登場します。まさに「惑い人」のタイトルの通りです。
ほんの少し未来の地球と宇宙を舞台にした、味わい深く壮大な人間ドラマ『プラネテス』。今回は、そんな『プラネテス』の主人公「星野八郎太(通称:ハチマキ)」の魅力を紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■身の程知らずと言われてもいい!がむしゃらで熱く有能な男
ハチマキは宇宙開発会社・テクノーラ社のデブリ課で船外活動員として働いています。デブリとは、捨てられて使われていない衛星などの「宇宙に浮遊するゴミ」のこと。デブリ課は、宇宙船に乗ってデブリを回収するのが仕事です。
社会的評価の低い大赤字部門でゴミ拾いの仕事をしているデブリ課。会社の中で「半人前・半端者・反抗的・反省しない・人数が半分」などの意味を込めて「半課」と陰口を叩かれています。しかし、ハチマキはそんな揶揄にも真っ向から噛みつき、「自分個人で宇宙船を買う」と大きな夢を持っています。
口は悪く、新人のタナベに対してもぶっきらぼうな態度ですが、厳しい宇宙環境で叩き上げてきた船外活動員としての能力は一流です。色々と文句を言いながらも、タナベの訓練に長時間付き合って励ましたり、「不可能」と言われる難しい仕事をさくさくとこなしたり、有能な男なのです。
デブリが増える事件が起これば激怒し、世界連合議長の息子が観光気分でデブリ回収の「お試し体験」に来ても会社の新人のように叱りつけ、命がけの業務にも躊躇なく挑みます。どんなにサラリーマンとして割り切ろうとしても、デブリ拾いの仕事に対する誇りや正義感が滲み出てしまうのです。
【アニメキャラの魅力】情熱的に夢を追い、苦しみの果てに愛する事を覚えた男「星野八郎太」の魅力『プラネテス』
2015.05.14 09:14
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