今回は世の中に数多ある文化系部活マンガの中から、ちょっとマイナーだけど、知ると面白い「日本文化」系の、箏・俳句・茶道マンガをご紹介します。今まで抱いていたお堅いイメージが、少し変わるかもしれませんよ。
■『この音とまれ!』箏曲部で、和楽の魅力を知る
『この音とまれ!』 アミュー / 集英社
先輩が卒業し、唯一の箏曲部員になってしまった倉田武蔵(くらた たけぞう)。新入部員が見つからず、不良のたまり場となった部室に悔しい思いをしていたが、ようやく現れた入部希望者は、中学時代に警察沙汰を起こしたという噂の久遠愛(くどう ちか)。さらに箏(こと)の家元の娘・鳳月さとわ(ほうづき さとわ)が入部することに。メインの3人に、徐々に部員が加わっていき、校内での演奏会や大会などを経て、彼らは箏曲部として成長を遂げていく。
あとがきによると、作者は3歳から箏を習っている経験者だそうです。小学生の頃から箏のマンガで連載するという夢を持っており、これが念願の初コミックスだとか。その想いもあり、演奏シーンの描写は圧巻です。激しい箏の曲では、音の波がうねってぶつかるように迫ってきます。2つのパートの掛け合いで1つのメロディーを作るところなど、難しいシーンで武蔵と愛の音が「ハマる」瞬間は、思わず鳥肌が立ちますよ。
箏のことをよく知らない人でも楽しめるよう、曲ごとに調弦する必要がある(曲に合わせて必要な音の並びを作る)ことや、演奏する時に指につける「爪」のことなど、基本的な知識やルールも丁寧に描かれています。実際は、流派や流儀などが複雑に分かれている箏の世界ですが、本作では箏曲部のメンバーの青春ストーリーと共に、分かりやすく知識を得ながら楽しむことができます。
お正月の番組で流れている曲くらいしか聞いたことがない人でも、「箏ってこんなにかっこいいものなんだ!」と、新鮮な驚きが味わえる作品です。
■『ぼくらの17-ON!』俳句部で、言葉の力を再確認する
『ぼくらの17-ON!』 アキヤマ香 / 双葉社
何の期待もせず、感慨もなく、ただ「なんとなく」毎日を送っていた男子高校生・久保田莉央。
箏・俳句・茶道・・・「日本文化系」部活マンガ、おすすめ3選
2015.06.13 13:12
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