市民の老後を守るはずの事業が犯罪者の片棒を担ぐまさかの事態――。誰しもに襲いくる惨劇の実態を本誌が暴き出す!
ある捜査幹部が「被害の全貌(ぜんぼう)がつかめず、非常にまずい事態」と漏らすのは、今月1日に公表された日本年金機構の個人情報流出。同機構の発表によると、5月8日、パソコンに送られて来た"仕掛け"に職員が引っかかり、外部から第三者が不正に侵入。結果、125万人もの個人情報が何者かに盗まれてしまったのだ。
今回、流出したのは、氏名、生年月日、基礎年金番号、住所の4種類。読者の中には、氏名や生年月日を知られても何も困らないという方もいるかもしれないが、これがどう危険なのか、冒頭の捜査幹部が説明する。
「現代社会では個人情報を入手することは、その人の財布や銀行口座、もっと言えば生活そのものを手中に収めたことを意味する。そのため、個人情報を収集する業者や、それらを職業や年齢別などに分類して売買する闇業者も数多く存在しているんだ」
実際、今回の事件で流出した情報は前述した4種類なのだが、
「氏名、生年月日、基礎年金番号の3つがあれば住所の変更が可能。つまり、自分の知らぬ間に住所が変更されて悪用される可能性が100万人以上にあるということだ」(捜査幹部)
知らぬ間に住所変更される?
厚生労働省によると、情報流出を公表した6月1日までに行われた年金加入者などの住所変更は、109件あったというが、そのうち"悪意のある住所変更"がどれだけあるのかは、わかっていない。
さらに問題なのは、今回の流出事件に便乗して、情報流出とは関係のない人を騙(だま)す詐欺が、各地で横行していることだ。全国紙社会部記者が説明する。
「年金機構や警察の名をかたって、"あなたの個人情報が流出してしまいました"と電話。それから口座情報を聞きだして金を引き出したり、"手数料がかかるが、個人情報を修正できます"と金を騙し取ろうとする者が現われたんです」
警察庁によると、このような電話は判明しているだけでも、今月8日までに全国31の都道府県で183件あったという。
年金機構125万人個人情報流出! 闇社会が狙う「年金サギ」の手口
2015.06.23 07:00
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