読み聞かせがイイとはいろんなところで見聞きしているけれど、「毎日忙しいのに、何度も何度も同じ本を読むのは精神的にくたびれる……」とちょっとお疲れ気味のママもいるのではないでしょうか。
しかし、幼少期の読み聞かせは子どもにとって生涯にわたって財産となる“大切な人生観”を根付かせてあげることができるんです。
今回は、自身も四児の母であり子育てアドバイザーである筆者が、100回のお説教より読み聞かせで大切なことが効果的に伝わる理由と、オススメ名作4つをご紹介します。
■幼少期の読み聞かせ効果は「一生モノ」!
無意識に繰り返し目にしたり耳にしたりするものは、知らず知らず“自分の考え”の一部になっていきます。テレビのコマーシャルはその心理を利用したもの。同じ商品がふたつあっても、ついコマーシャルで見たことのある方を手に取ってしまう、ということはありますよね。
同じように、子どものころに何度も何度も読み聞かせしてもらった物語は、その人の潜在意識に刷り込まれ、自我の発達に大きく影響を及ぼします。ですから、「繰り返し繰り返しで疲れたな……」と思っても読み聞かせをしてあげることは、将来子どもが逞しく生きていくうえで最高のプレゼントになるのです。
■名作4つが教えてくれる!「人生はアナタのもの」
今回ご紹介する名作4つのヒロインたちは、それぞれ全く異なった人生を送りながらも、共通点を持っています。それは、“誰かのせいにしたり、言い訳をせず、自分の人生を自分で選び取っている”ということ。英語でいうところの“for myself”のニュアンスに近いでしょうか。
とっても大切なことながら、「こうしなさい」というお説教をしたところで子どもにはなかなか伝わらないメッセージです。名作の読み聞かせを通じてお子さんに伝えてあげてはいかがでしょうか。
(1)『美女と野獣』
『美女と野獣』の主人公の娘は3姉妹の末っ子です。父親が野獣に弱みを握られ、娘を差し出す約束をしてしまいますが、姉二人はあれこれと言い訳をする中、ヒロインである末っ子の娘は“自分が野獣の元へ行く”という選択をします。