早い所では既に夜空を彩り始めている夏の風物詩「花火」。この夏家族や友人を連れ立って観に行く方も多いのではないだろうか。花火大会といえば、短い夏の間でも所謂「お盆」の時期に開催される場合が多いというのことを皆さんはご存知だろうか。「花火」と「お盆」。何やら関係がありそうな。「火のない所に何とやら」云う様に、「花火のない所にも何とやら」……ということで「花火」と「お盆」の関係についてお話ししたいと思う。
■隅田川花火大会の由来とは?!
花火大会は日本各地で催されているが、とりわけ有名なのは隅田川花火大会であろう。
毎年100万人近くを動員するこの花火大会。その歴史は古く、江戸時代中期までに遡る。
古来から民衆を苦しめてきた大飢饉がこの時代にも広がりを見せ、多くの人々が餓死者や病没者が多発して日本中は混乱を極めた。
そこで時の将軍である徳川吉宗は犠牲者の鎮魂と疫病退散の祈りを込めて、隅田川にて水神祭を催した。その時に花火を上げたことが隅田川花火大会発祥の由来となっているのである。
■お盆と花火と送り火と迎え火
子供の頃、毎年夏になると田舎の祖母の家に遊びに行って、既にこの世を去っていた祖父に会うために家の外で迎え火・送り火をしていた。
その際に一緒に花火をやった思い出がある。送迎の慎み煙とは別の賑やかで鮮やかな煙が一緒に立ち昇っていた。
これはあくまで私個人の体験であるが、長崎県にはお盆の時期に「お墓」で花火をする習慣があるという。それは花火だけではなく爆竹なども用い、さながら中国の旧正月祝いの様であるという。やはりそこにも、故人への慰霊を盛大に、鮮やかに、と意味するところが有り、大小関わらず花火と死者には深い関わりがあることを窺い知れる。
■花火葬って?!
花火と死者の関わりは理解していただけたであろうか。
今紹介したのは「花火を使って死者の魂を慰める」わけであるが、次に紹介するのは「死者を花火として打ち上げる」所謂「花火葬」である。この驚くべき埋葬方法は今話題の「散骨」の一方法として実際に存在しているのである。
この花火葬を行っているのはイギリスのとある会社であり、更に驚くべきことに花火葬専門の会社だという。
火薬に故人の遺骨を混ぜ、夜空に向けてドンと打ち上げる「花火葬」って?!
2015.07.27 20:00
|
心に残る家族葬
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
飲食店を支える「業務用中華点心」 人手不足時代の新たな市場価値を読み解く
TREND NEWS CASTER
2
地域産品は「物語」で価格競争を抜け出せるか、500件超の商談から見えた地方ECの課題
TREND NEWS CASTER
3
スマホ時代に見直される「眼鏡の選び方」、度数だけでは解消できない目の負担とは
TREND NEWS CASTER
4
人的資本開示、進んだはずが現場は「手作業」 上場企業の7割が直面する意外な壁
TREND NEWS CASTER
5
資材高と職人不足で揺れる住宅市場、地場工務店は生き残れるか
TREND NEWS CASTER
6
年間56万トンのアパレル廃棄と女性の副業ニーズをつなぐ、「Re:che」が挑む循環型ビジネスの持続性
TREND NEWS CASTER
7
猛暑でもファン付き作業服が使えない…「防爆エリア」の知られざる熱中症リスク
TREND NEWS CASTER
8
「西洋医学×漢方×手相」という異色アプローチ 標準治療では救いきれない患者と”科学的根拠”の境界線
TREND NEWS CASTER
9
「個人が変わっても組織が変わらない」のはなぜか? エグゼクティブ・コーチングの盲点を突く「社長+幹部一体型」の勝算
TREND NEWS CASTER
10
なぜビル清掃予算は「30〜55%」も消えるのか?多重下請け構造の限界 ――多重構造の無駄を省いた「科学的清掃」の勝算
TREND NEWS CASTER