都内のとあるマンションの一室にある「家電アトリエ」。そこには色鮮やかな冷蔵庫や、様々な形のオーブン、炊飯器、そしてそよ風を吹かせるエアコンなどが綺麗に並んでいた。
今回、FUTURUS編集部は、「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、顧客視点アドバイザー&家電コンシェルジュとして活躍している、神原サリーさんに未来の家電についてインタビューを行った。
■ 家電の使い方も変わってきている
<技術の進歩が、家電の新しい機能を実現してきました。しかし、あらゆるニーズをひとつで埋める多機能家電は、もはや求められていないのではないでしょうか。強みを生かしたインパクトがあるものが人々の心に刺さる。一点特化型こそが、これからの家電には欲しい機能なのかもしれません>
と神原さんは話す。
個々のニーズに特化し、機能が細分化された家電が増えてきている。たとえば、「おいしいパンを焼く」ことにこだわった家電があってもいいじゃないか、という考え方だ。なんでもできる家電より、個人のわがままで家電を組み合わせる“選ぶ楽しさ”を大切にする時代になっているような気がする。
■ 「家電アトリエ」を設けた意義とは
家電も、実際に使うことで“五感”でわかることがある。
おいしいご飯が炊ける炊飯器は試食販売もできるが、エアコンや扇風機が部屋に生み出す風の流れは、店頭では体験できない。こういったものを伝えるのも、アトリエがあるからこそできるのだという。