悪魔像「バフォメット」の完成で悪魔崇拝者がデトロイトに集結、史上最大の悪魔崇拝祭典が開かれる。 (3/7ページ)

出典: karapaia
ブラックモアさんは悪魔教会(Satanic Temple)デトロイト支部の責任者である。悪魔教会は無秩序かつ不透明になりがちになこの信仰において、一貫した体制を持つ数少ない組織だ。本部はニューヨークにあり、フロリダ、ミネアポリス、フィンランド、イタリアなどの各地に支部が存在する。だが、デトロイト支部は最初に設立された教会であり最大の支部である。ブラックモアさんはデトロイト育ちで、ハーバード大学で悪魔崇拝主義の講義を受けた後、悪魔教会で働くために戻ってきた。
悪魔教会が宗教組織であるのかとの質問に対し、同好会以上、教会未満であり、「悪魔主義」なるものを基礎に形作られたと彼女は答えている。悪魔主義は教義ではない。同教会のサイトにはこうある。
「悪魔教会が基本前提とするものは、不当な苦しみは悪であり、そうした苦しみを減らすことが善であるということだ。我々は象徴的な『邪悪』を信じていない」
だが、最も重要なのは、同教会が「人格を有する悪魔に対する信仰」を布教していないことだ。彼らの理論では、悪魔は抽象なのだ。あるいはナンシー・ケーファーが記したように、「神ではなく著述家なのだ。悪魔は自らを犠牲にして合理主義、無神論、真実を語ることを象徴」している。
バフォメット像は悪魔教会流のアンチテーゼ
例えば、自由主義的ゴシックとは、小説家アイン・ランドの改革運動をいくぶんダークな響きを持って言い換えたものだ。悪魔教会では、個人的自由の侵害に対するお決まりの反応を目にすることができる。特にそれが手に十字架を携えた侵害である場合は顕著だ。バフォメット像は悪魔教会流の最新の反抗なのである。