「海外勤務はしたくない」学生が半数以上 海外志向が強いと大手志向も強い傾向あり

就活スタイル


例年よりスケジュールが後ろ倒しになった2016年卒の就職戦線。最近は語学を積極的に勉強する学生も増えていますが、実際に海外で勤務したいと考えている就活生はどのくらいいるのでしょうか。マイナビでは、2016年春卒業予定の学生、1万2,526人を対象としたWEBアンケートを実施。アンケートデータから、学生の海外志向について見てみましょう。

Q.あなたの海外勤務志向について最も近いものは?
※全体集計。( )内は2015年春卒

海外勤務はしたくない……54.3 %(51.2%)
希望する勤務地なら海外で勤務したい……29.0%(31.5%)
やりたい仕事があるので海外で勤務したい……9.2%(9.6%)
仕事内容に関わらず海外で勤務したい……7.5%(7.7%)

海外勤務に関する志向を聞いてみると「海外勤務はしたくない」という学生が前年度より+3.1%の54.3%となり、半分以上の学生が海外勤務には消極的です。一方それ以外の就活生についても「希望する勤務地なら海外で勤務したい(29.0%、対前年比−2.5%)」という条件付きの回答が最多。「仕事内容に関わらず海外で勤務したい(7.5%)」と「やりたい仕事があるので海外で勤務したい(9.2%)」の合計を上回っており、活躍の場を海外に求めたいと積極的に考えている学生は意外と少数のようです。
文理男女別でみると、女子は文理とも6割前後が「海外勤務はしたくない」と回答。文系男子でも51.9%(対前年比+4.1%)で、半数を超えています。
ちなみに海外勤務志向と大手志向の関係を見てみると、「仕事内容に関わらず海外で勤務したい」学生の大手志向は56.1%、「やりたい仕事があるので海外で勤務したい」学生の大手志向は53.2%とそれぞれ過半数を超えています。それに対して「海外勤務はしたくない」学生の大手志向は33.0%と明らかに低くなっており、海外勤務志向が高いと大手志向も高い傾向があるようです。

※ 出典: 2016年卒マイナビ大学生就職意識調査 ■海外志向

文●鈴木恵美子

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