東條英樹のひ孫「終戦の日」を語る|東條英利コラム (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 今年は、ハワイの真珠湾でも2000発の長岡花火が打ち上げられました。長岡市と言えば、真珠湾攻撃を指揮した山本五十六の出身地でもあります。しかも、長岡市は米軍の空襲によって甚大な被害を受けた過去もあるなど、歴史的な因縁としては、とりわけ深い両者が、共に平和を願って交流を育んでいるだけに、この姿勢の差は残念でなりません。

 そうした中で迎えた「終戦記念日」。前日の14日には安部首相が談話を発表し、未来志向への転向を求めました。私もここ数日は、いくつかのメディアからも取材要請を受け、8月15日当日には、東京MXの「淳と隆の週刊リテラシー」に昨年に引き続き出演させていただきました。今回は、そのものズバリ、「靖国問題」というテーマでしたが、今年は例年にも増して、15日の参拝者が多いことを鑑みれば、改めて、戦後70年の重みを感じております。

 ただ、番組そのものは、本番生放送なので、充分に語るには多少の物足りなさは残りましたが、こうしたセンシティブな話題だからこそ、こうしてオープンに語らせて頂ける機会を頂けたことは誠にありがたいことと思っています。

 番組では、靖国神社本来の姿を競馬場やサーカスが見られた「憩いの場」とお伝えしましたが、実は戦後も一時、奇抜なアイデアが盛り込まれたようで、メリーゴーランドやローラースケート場の施設なども検討されたことがあったようです。もちろん、これらは、GHQの反対もあって実現することはありませんでしたが、もし、これらが建立されていたら、その心象は多少なりとも変わっていたでしょうか。

 ただ、今でも靖国神社は、こうした神聖さとは裏腹に、さまざまな芸能が奉じられており、メリー・ジェーンで有名なつのだ☆ひろさんも毎年歌を奉納しており、また、プロレス団体が興行を奉納することもあります。やはり、その一つの側面として、本来は、さまざまな方が和む場所、それが靖国神社の本当の姿なのかもしれません。英霊の皆さま並びに被害に合われた皆さまには慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

著者プロフィール

toujyou

一般社団法人国際教養振興協会代表理事/神社ライター

東條英利

日本人の教養力の向上と国際教養人の創出をビジョンに掲げ、一般社団法人国際教養振興協会を設立。「教養」に関するメディアの構築や教育事業、国際交流事業を行う。著書に『日本人の証明』『神社ツーリズム』がある。

公式サイト/東條英利 公式サイト

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