臨床内科専門医が教える。プールデートで注意!? 大学でも出席停止になる「プール熱」とは (1/2ページ)
子どものころ、プールの時期になると、「プール熱にかからないよう、手洗いとうがいをしましょう」と言われた記憶がありますが、どのような病気なのかは覚えていません。
「プール熱は感染力が強く、学校保健安全法の第二種伝染症に指定されています。大学でも、主な症状がなくなってから2日経過するまでは出席停止と定められています」と話すのは、臨床内科専門医で正木クリニック(大阪市生野区)の正木初美院長。症状や対処法、予防策を聞きました。
■38度以上の高熱が5日前後続く
プール熱の症状について、正木医師は次のように説明します。
「正式には、『咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)』と言います。『アデノウイルス』というウイルスが引き起こす感染症です。通常は6月頃から徐々に流行しはじめ、7〜8月にピークとなります。
プールの時期と重なり、プールでの感染も多く見られることから、通称『プール熱』と呼ばれています。
また、せき、くしゃみなどの飛沫(ひまつ)や、ウイルスが付着した手やタオルなどに触れると感染します。
潜伏期間は5〜7日間で、発症すると38度以上の高熱が出る、のどが痛む、目が充血するなどの症状が現れ、腹痛や下痢、せき、全身の倦怠(けんたい)感、頭痛などが起こることもあります。
子どもがかかりやすいと言われますが、疲れがたまって免疫力が低下しているときは、大人でも感染しやすい病気です。プールデートで感染の確率ですか? 相手や周りの利用者が感染していたらすぐにうつるでしょうね」
症状が、風邪と勘違いしやすいように思います。違いは何でしょうか。
「プール熱は熱が出て下がりにくく、高熱が5日前後続きます。またのどの痛みが強く、食欲が減退して脱水症状を起こすこともあります。
目の症状も特徴的です。