世界で進む真水の枯渇状況! 日本も他人事ではない! (2/4ページ)
それによると、
「NASAの衛星の分析によれば、2014年には、サクラメント、サンホアキンの川、雪、貯水池の水、地下水などを合わせた、水の総量はざっと3,400万エーカーフィート」
なのに、
「カリフォルニア州の全域で、2011年から毎年1,200万エーカーフィートもの水を失っている」とのことです。また「この2/3がセントラルバレーで農業用に使用される地下水だ」としています。上で紹介した中部で井戸から水が出ないというのは、まさにこのくみ上げ過ぎが原因なのですね。
このような使い方をしているので、あと1年分しかないぞ、というわけです。
■水不足が深刻化する中国!
今度はアジアの中国に目を転じてみましょう。「PM2.5」で注目される中国の環境問題ですが、水に関しても深刻です。「黄河」「揚子江」という世界でも有名な大河があるのに、と思うかもしれませんが、実は中国は水資源の豊富な国ではないのです。
経済産業省の資料によれば、中国の1人当たりの水量は「4,525立法メートル」。日本は「5,114立方メートル」ですから、日本よりも1人に当たる水量が少ないのです。
また、その大河で異常事態が起こっています。「黄河」は、生活用水、農業用水、工業用水などの取水量が大きく、海に開けた河口まで達する水量が激減。1970年代からしばしば「断流」という現象が起こっています。
断流とは、川の流れが途中で絶えてしまうこと。川を流れている水(表流水といいます)が途中でなくなってしまう現象です。
大坪国順さん・王勤学さんの調査によれば、
1972-1998年:断流が21回発生
となっています。そのうち最大のものは1997年の断流です。1年間に13回の断流が発生。計226日間の断流が起こり、河口からさかのぼること開封市まで704キロメートルにわたって水がないという事態になったのです。
現在は断流現象は起こっていません。しかし、黄河の水の流量は以前と比べて激減したままです。総合地球環境学研究所の上級研究員・佐藤嘉展さんは、黄河下流域では360億トンも水が減ったと計算されています。