真夏のチン事!弁護士の局部切断事件で過熱報道|プチ鹿島の『余計な下世話!』 (1/2ページ)

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真夏のチン事!弁護士の局部切断事件で過熱報道|プチ鹿島の『余計な下世話!』
真夏のチン事!弁護士の局部切断事件で過熱報道|プチ鹿島の『余計な下世話!』

 ラジオ番組で、スポーツ紙や週刊誌がいかにも書いてきそうな時事ネタの見出しを作成する「うそ見出し」というコーナーをやっています。(「プチ鹿島の火曜キックス」YBSラジオ)

 先週のリスナー作品がさっそく数日後に「的中」したのです。「弁護士の局部切断、トイレに流す...元ボクサーの慶大院生逮捕」(サンスポ・8月14日)という事件に関してでした。リスナーは、ボクシングの「チン(顎)」と、男の股間の「チン」をかけた作品を送ってきた。

 すると翌日に発売された週刊文春が、《ボクサー夫に"チン"を狙われたイケメン弁護士「痛すぎる」報い》という見出しできたのだ。「うそ見出し」がホントになった。週刊誌のオヤジギャグ風見出しはこうやって先回りして楽しめばおもしろい。

 それにしても今回の「男性の局部がハサミで切断されるという、身の毛もよだつ衝撃事件」(サンスポ)。あらためて発売された週刊誌や新聞各紙を読んでみると、出るわ出るわ、行間に「チン」で勝負している表現がたくさんあったのである。宝箱に埋もれる宝石のように。同日に発売された週刊文春と週刊新潮(各8月27日号)の表現を書き出してみる。まず文春から。

 「真夏のチン事」
「なぜ"無棒"なテロを決行したのか」
「(被害にあった)A氏もタマったものではない。」
 「犯行の"根っこ"にあったのは」
 「A氏が根こそぎ失ったものは、あまりにも大きい。」

  文春、徹底している!では、迎えうつ新潮はどうだ。

 「他人の女房と枯れ木の枝は、登り詰めたら命がけってえんだ。碌なことねえぞ、どこのカミさんなんだ」

 なんと冒頭に古今亭志ん朝の「紙入れ」のハイライトを入れてきた。新潮師匠、ここにあり。そして警視庁担当者のコメントがぶち込まれる。「まず弁護士のチン、つまり顎に右ストレートを数回見舞い、意識が朦朧となったところでズボンをおろした」

 ここでもやっぱり「チン(顎)」と「チン(急所)」が来たのだ。この表現、よっぽどオヤジジャーナルの急所だったのである。さらに新潮は続ける。「人生には、フクロ小路」......。これは絶対に「玉の袋」を前提にしているだろう。

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