【子育て心理学のプロが解説】「大泣き・癇癪」がどんどん悪化する親のNG対応とは?
子供が3歳くらいになると、事あるごとに大泣きしたり、癇癪を起こして困っている……という悩みをお持ちのママは多いと思います。でも実はこれ、子どもに“泣いた方が良いことがある”と思わせる親のリアクションが原因の一つであることをご存じでしょうか?
例えば、“泣いたらお菓子をくれた”、“泣いたら抱っこしてくれた”など。子どもにとっては泣いた方がメリットがあるから癇癪を起したりするのです。
では、そのメリットが得られなければ、癇癪は止まるのでしょうか?
今日は、『子育て心理学のプロが教える輝くママの習慣』の著者・佐藤めぐみが、子供の癇癪をストップさせるコツを分かりやすくお伝えしていきます。
■癇癪をストップさせようと思ったのにさらにひどい展開に!?
子供の癇癪がクセになる理由は、カラクリを電気のスイッチに例えて説明することができます。
電気のスイッチを押す理由は、押したことで、自分が思った反応が返ってくるから。よって、子供がすぐに泣くのは、泣くことで自分が思った反応が返ってくるから、というわけです。
ということは、自分が思った反応が返って来なければどうなるのでしょうか? 例えば“泣いても、お菓子をくれなかった”、“泣いても、いつものように自分に注目してくれなかった”など。「それなら泣いても意味がない」と子どもは泣く手段を取らなくなるのでしょうか?
実は逆のことが起こります。もっともっと大泣きをするようになってしまうのです!
■悪循環から抜け出せないママがやる事とは?
もし電気をつけようとして、スイッチを押したのに、明かりがつかなかったら、私達はどうするでしょうか? 「あれ、おかしいな?」と何度も繰り返しカチャカチャとスイッチを押し続けませんか? そうなのです。いったんクセになった一連の流れが期待通りに進まなくなると、何度も繰り返してその効果を再確認しようとするのです。
子供の癇癪も同じです。ママが「私が反応するからいけないんだ。しばらくがまん!」と構わずにいると、「あれ、おかしいな? ママがいつもみたいに反応してくれない。泣きが足りないのかもしれない。もっと大声で泣けば、来てくれるんだ」と、それまで以上の声を張り上げて泣き出します。
すると、とうとう耐えきれなくなったママは、泣きじゃくる我が子のもとへ行き、「ごめんね」。すると子供は、こう思います。“やっぱりもっと強く泣かないとだめだったんだ”と。 そして次回から、さらに大声で泣くようになってしまうのです。こうなってしまうと、悪循環から抜け出せなくなります。
■大泣きをストップさせる2つのコツ
(1)腹をくくる
電気のスイッチの話で説明すると、しばらくカチャカチャしたのに、つかない→10秒おいてまたカチャカチャしたけれど、やっぱり点かない、といった場合、一般的には、“壊れてしまった”“やっても効果がない”と判断し、そのスイッチに触るのを止めますよね。
これと同じで、子供の過剰泣きも長くは続きません。だからママは、“泣いても過剰反応しない”といったん決めたら腹をくくり、どんなに我が子が泣いても、我慢。途中で挫折してしまうと、さらにひどいことになってしまうので、要注意です。
これを何度か繰り返していくことで、子どもも“泣いても思うようにはならなくなった”と癇癪を武器にはしなくなっていきます。
(2)子どもが泣いていない時のケア
(1)を続けていると、たいがいママも子供もクタクタになってしまうので、別ルートからスピードアップを図るのがおすすめです。
そのコツとは、それ以外の時間に、子供が欲する期待に応えてあげることです。ここでいうなら、泣いていないときに、もっと抱っこしたり、優しい声をかけてあげたり、かまってあげたりするのです。それにより、“泣かなくても、ママは優しくしてくれる”と分かってくれます。
いかがでしたか?
いずれにしても、子供が強行策に出るときは、何らかのサインを送っています。泣いたから差し出すのではなく、泣く前に察してあげるのが負の連鎖を起こさない秘訣です。