２０１６年に３０周年を迎える『聖闘士星矢シリーズ』。女神アテナに仕える「聖衣（クロス）」とよばれる鎧をまとった少年達「聖闘士（セイント）」のバトルを描いた作品です。黄金聖闘士（ゴールドセイント）、白銀聖闘士（シルバーセイント）、青銅聖闘士（ブロンズセイント）という階級があり、物語の中心となるのは、最下級の青銅聖闘士の少年たちです。そして、物語の中心となる五人の青銅聖闘士の一人、女性に間違われるほどに美しい外見、実力も高いアンドロメダ座の青銅聖闘士「瞬」。今回は、そんな優しく強く美しい「瞬」の魅力についてご紹介いたします。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■美しき聖闘士

　『聖闘士星矢』の初期の頃の話に「銀河戦争」と言う聖闘士同士の戦いが描かれています。その時の女性の観客から「なんて美しいの、とても男の人とは思えない」と黄色い声援を浴び、その美しさを絶賛されています。敵キャラにも「まるで少女のよう」や「清楚な顔」などと評されるような女顔です。『聖闘士星矢』の数年後を描いた『聖闘士星矢Ω（オメガ）』でもその美しさは健在。設定的に考えるとそれなりの年齢なのですが、それを感じさせないほどに美しいルックスです。

■優しき聖闘士

　ただ綺麗なだけでなく、優しさと強さも兼ね備えています。瞬は戦いを嫌う優しい性格。できる事なら敵を攻撃するのではなく、自身や仲間の身を守るだけで済ませたいと考えており、例え敵に騙されるような事があっても、決して人を信じることをやめない強さを持っています。相手に情をかけてしまい手加減し、敵から注意されたことも・・・。どれだけ優しいのでしょうか。また、『聖闘士星矢Ω』では医者になっており、村人からとても慕われています。

■強き聖闘士

　瞬は優しいだけではありません。聖闘士としての実力は申し分なく、男としての強さも持っています。瞬には一輝と言う兄がおり、青銅聖闘士最強の実力者で青銅聖闘士最強と言っても過言ではありません。その一輝の実弟だけあり、瞬もまた高い潜在能力の持ち主なのです。

　ちなみに、修行時代の戦闘訓練では小宇宙（コスモ）を発現させる事はなく、サクリファイスという儀式で小宇宙を開花させたように見えていましたが、実は修行の最中で既に小宇宙を発現させていたにも関らず、闘いの相手を傷つける事を恐れてそれをひた隠しにしていました。そんな、優しさ、強さ、美しさを兼ね備えた「アンドロメダ瞬」。もう一度、初期作品から観返してみてはいかがでしょうか？また新しい彼の魅力に気付けるかもしれません。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者：月下の奇術師（キャラペディア公式ライター）