【クルマを学ぶ】縁の下の力持ち「ブレーキ」その方式と特徴 (4/4ページ)
例えば、日産『GT-R』では、前輪 390mm、後輪380mmのディスクを採用、キャリパーはフロント対向6ポッド、リア対向4ポッドと、車両重量とパフォーマンスに応じたブレーキシステムとしている。
大径のディスクを採用すると、その分重量が増加するため、ポルシェをはじめとするスーパーカーでは、ディスクを軽量なカーボン・ブレーキディスクを採用するケースが多い。
ホンダの新型『NSX』も、カーボン製ディスクを採用予定と言われる。
■ なぜブレーキ・システムが大切か
昨今、自動ブレーキ技術の開発が盛んで人気である。ところが肝心のブレーキ性能にはなかなか目がいかないのが実情だ。
どんなに自動ブレーキ技術がよくなろうとも、肝心かなめなのはブレーキシステムそのものであり、どんなにセンサーや認識技術で頑張っても、物理的にブレーキが弱いのでは止まりきれない。
フルブレーキの性能テストが、JNCAPによって行われているので、自動車選びの参考にするのもよいだろう。
(参考:自動車アセスメント・予防安全性能アセスメント・チャイルドシートアセスメント – 自動車総合安全情報)
■ 乗員、荷物、天候によって変わる制動距離
上記テストは限定された条件で行った結果である。実際は、乗車人数や積載している荷物の量、そして天候によって制動力は左右される。
例えば、キャンプ道具一式を満載、家族5人で雨の日にミニバンを運転する場合、普段の日にひとりで乗るのとは当然のことながら止まりにくくなる。
環境によっても制動力は変わってくるため、ドライバーは最新の注意が必要だろう。
是非このブレーキの仕組みや特性を理解し、安全な運転を心がけてもらいたい。
【参考・画像】
※ 製品・技術 – akebono
※ ブレーキ&トランスミッション – HONDA
※ 高速化を支えるカーボン製ブレーキディスク – HONDA
※ 二輪自動車へのABS(アンチロックブレーキシステム)の装備義務付け等に係る関係法令の改正について – 国土交通省
※ halfrain – Flickr
※ Oleksiy Mark – shutterstock