FA選手を大量獲得!? 巨人軍「復活の金満補強」秘リスト (2/3ページ)
昨年は3割を打ち、日本一を決める劇的なサヨナラヒットを決めていますし、今年もすでに27本の本塁打を放って、すっかりチームの顔になってしまいました。巨人がここに割って入るには、よほどの好条件を出さなければならないでしょうね」(スポーツ紙デスク)
現在の村田の年俸は3億円。当然、巨人は、それ以上の条件を提示して松田を獲りに行くだろう。
ただ、ひとつ気になることがある。10年前のドラフトの経緯だ。
05年の大学・社会人ドラフトで、巨人は一度、松田獲りに動き、土壇場で方針を変更した。そのときの因縁が松田の中で「シコリ」として残っていれば、今回の巨人の松田獲りは失敗に終わるだろう。
「05年当時の大学・社会人ドラフトは、各球団が希望枠で1名獲得できるシステムでした。当時の大学ナンバーワン、東北福祉大の福田聡志投手の獲得は困難と見て、巨人は松田にターゲットを絞ったんです。しかし、松田の説得にほぼ成功しかけたタイミングで、当時の長嶋監督が"希望枠は即戦力の投手"と強く主張し、独自のルートを使ってウルトラCで福田を獲得。宙に浮いてしまった形の松田がソフトバンク入りするという経緯がありました」(メディア関係者)
松田が当時のいきさつを引きずっているのかどうか、巨人としては気になるところだろう。さて、巨人の補強のもうひとつのテーマは、崩壊しつつあるリリーフ陣。勤続疲労の山口、フォームが安定しないマシソン、コントロールに難のある澤村。この3人で「勝利の方程式」を作るのは容易ではない。
そこで巨人が目をつけたのが、今シーズンいっぱいでソフトバンクとの契約が切れるサファテ。今シーズン3勝33セーブ、防御率0.87、連続32イニングを含む奪三振84と抜群の安定感を見せるこのリリーバーを、巨人はなんとしても獲得したいだろう。
1位指名はアノ甲子園投手か
「持ち駒があり余るほど豊富なソフトバンクにあっても、サファテに代わる守護神の適任者はいません。現在1億円の年俸を倍増してでも、ソフトバンクは引き止めにかかるでしょう」(パリーグ担当記者)
広島、西武、ソフトバンクと2年の契約切れとともに所属チームを変えてきたサファテ。