リコーがトライ!ラグビーのトップリーグから学ぶ「グリーン電力証書システム」とは
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企業が、再生可能エネルギーを使って、環境に配慮した経済活動をしたくても、独自で風力発電したり、太陽光発電することは困難だ。
そんなときに利用できるのが『グリーン電力証書システム』という仕組みだ。
『グリーン電力証書』を購入した企業が、間接的に再生可能エネルギーの発電者を援助したことになるため、自らもCO2削減などの、環境負荷軽減に貢献したことになるという仕組みだ。
例えば、9月3日に株式会社リコーは、ジャパンラグビー トップリーグ『プレシーズンリーグ2015』のリコー戦3試合の内、キヤノンイーグルス戦のナイトゲームの電力を、グリーン電力で賄うと発表した。
しかしこれは、同ゲームで使われる電力が、直接に太陽光発電や風力発電で賄われることを意味していない。
それが、『グリーン電力証書システム』だ。
■ グリーンエネルギーを利用したことにする仕組み
グリーン電力で賄うとされているゲームは、9月18日のキヤノンイーグルス戦で、秩父宮ラグビー場で19:30から開始される。
このゲームが行われる際に、競技場では、たくさんの照明と大型映像装置などに約2,000kWh分の電力が使われる見込みだという。そこで、この電力がグリーンエネルギーを利用したことになるように、『グリーン電力証書』が購入されたわけだ。

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筆者は天の邪鬼なのか、この一般家庭1世帯の、約7ヶ月分に当たるとされる電力量を節約するならば、デイゲームにすればいいではないか、と思ってしまうが、平日(金曜日)はナイターにしなければ、観戦者も集められないということだろうか。
リコー社は、『グリーン電力証書』を日本自然エネルギー株式会社から購入している。その証書には、「この証書は、日本国内において平成27年4月から平成27年6月の間に2,000kWhの風力発電を行ったことを証する」と、記載されている。
リコー社はこれまでにも、この『グリーン電力証書システム』を利用しており、2010年から2014年までに、計13試合でグリーン電力を活用してきた。
この『グリーン電力証書システム』を活用する事で、企業は自社に再生可能エネルギーのシステムを持たなくても、地球環境の保全に貢献していることを謳う資格を得られるということだ。
■ 「グリーン電力証書システム」とは
ここでもう一度、『グリーン電力証書システム』の仕組みについて、おさらいしておきたい。
まず、前提として、風力発電などで発電した電気には、電気以外にも化石燃料の利用を削減したことや、CO2排出抑制をした付加価値があるとみなす。
この付加価値を『環境付加価値』とよび、電力と切り離して『グリーン電力証書』という証券にするのだ。この『グリーン電力証書』を購入すれば、グリーン電力を利用したと見なされる(なにやらデリバティブだ、と思ったのは筆者だけだろうか……)。
この『グリーン電力証書』を発行する事業者は、グリーンエネルギー認証センターという第三者機関から認証を得ることが必要になる。
『グリーン電力証書』の購入代金は、発行事業者を通じて、グリーンエネルギーの普及に役立てられるということになっている。
従って、企業などが『グリーン電力証書システム』を利用するほど、地球環境の保全に貢献したことになるのだ。
筆者には、『グリーン電力証書』が免罪符にならなければいいが、という懸念が残るが、皆さんはどう思われるだろうか。
【参考・画像】
※ リコー、ラグビー トップリーグでグリーン電力を活用 | リコーグループ 企業・IR – リコー
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