無人探査機ニュー・ホライズンズ撮影像を用いてタイムラプスでとらえた「冥王星」の姿 (1/2ページ)
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科学の力とアートの力、根底はまったくの別モノだが、合わされば圧倒的な力を持つことは間違いないようだ。
NASAが公開した、探査機『ニューホライズンズ』が冥王星に近づき、そして去っていく動画に学術的な意味はあまりない。しかし、それがどれほど魅力的に見えることか!
■ ニューホライズンズの接近と離脱を再現
今年の7月、謎が多かった準惑星である冥王星に、探査機『ニューホライズンズ』が初めて接近し、われわれがいままで見たことがなかった画像やデータを送ってくれた。
そのときの『ニューホライズンズ』から見える、冥王星系の光景を再現したのがこの動画だ。8月末にNASAが公開したものである。ユニークなのは、これは実際に撮影した画像を使ったものだということだ。しかし、そのまま再現したものではなく、一定の加工を加えている。まさに科学とアートの融合といえるだろう。
こちらの動画、『The Pluto System As Seen By New Horizons Spacecraft – YouTube』をご覧いただきたい。
この動画を作成したスタッフが、NASAのブログでメイキングの様子を語っている。そのスタッフとは、スチュワート・ロビンス氏。コロラド州ボルダーのサウスウエスト研究所の研究者だという。
彼はこの『ニューホライズンズ』のプロジェクトのスタッフであり、CGによる画像や動画を趣味としていた。そこで自主的にこのアニメーションを作成した。
■ 時間の経過や視野は変更されている
リアリティを追求するために、彼はまず冥王星系(冥王星とその衛星)の正確な三次元モデルを構築した。最新の冥王星の軌道データを使い、冥王星の傾きを再現し、知られているすべての衛星の軌道も盛り込んだ。そのうえで、視聴者がまるで『ニューホライズンズ』に搭乗しているかように、実際の映像をあてはめていったのだという。
最初のバージョンでは、各フレーム(1コマ/30秒)が、実際の1分に相当するように制作した。